アートで元気になるプロジェクトニュース

アートで元気になるプロジェクトのニュースと活動記録です。

アートで元気の天王寺公園長生庵企画イベント終了しました!②

長生庵イベントの続きです。

数年前に石川県の能登地方を訪れた時に見た「花嫁のれん」が

とても美しく、それにまつわるお話にも感動し、

いつか大阪の方々にもお見せしたいという願いが叶いました!

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花嫁のれんとは、

花嫁のれん」は、幕末から明治時代初期の頃より、加賀藩能登・加賀・越中に見られる、庶民生活の風習の中に生まれた独自ののれんで、嫁入り道具の一つであり、実家の家紋が二つ染め抜かれた、華やかなのれんです。

花嫁が嫁入りのときに「花嫁のれん(男が婿入りするときには「花婿のれん」となります)」を持参し、花婿の家の仏間の入り口に掛けられます。玄関で合わせ水の儀式を終え、両家の挨拶を交わした後、花嫁はのれんをくぐり、先祖のご仏前に座ってお参りをしてから結婚式が始まります。

この説明を読んだだけでも、その場面が目に浮かぶようです。

今回は中能登町の方々のご協力により、花嫁のれんを展示することが出来ました。中能登町の広報誌にも掲載してくださり、大阪在住の中能登町の方も多数来場いただき、とても喜んでいただいたのが、うれしかったです。

中能登町の町長さんからもお花をいただきました^_^(下の画像の左下です)

ありがとうございました!

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さらに今回は男性が婿入りする時に持参する「花婿のれん」も登場しました。

こののれんのことを中能登の方の聞いた時は衝撃でしたが、

なるほど・・・という思いでした。全般で青い色が多いようです。

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奥の茶室には色打掛も展示しました。これは中能登のものではありませんが・・・

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最後に庭から見た画像をご覧ください。

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この画像で見るよりも美しいですよ。

皆さん、能登に行かれる際は是非、七尾で花嫁のれんをご覧くださいませ。

アートで元気の天王寺公園長生庵企画イベント終了しました!①

10月27日(金)から11月19日(日)までの毎週末に開催しました天王寺公園長生庵を使った企画が終了しました。

期間中はたくさんの方にご来場いただき、とてもうれしく思っています。

今回の展示会はまず木の糸を使った手編み作品の展示「LOOP光と影」10月27日(金)~29日(日)からスタートしました。

あいにく今年最後?の台風がやってきましたが、お知り合いの方や海外の方も多数来場いただけました。

暗くて少しわかりにくいですが、正面玄関には今回の展示会を象徴する作品が展示されていました。

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広間には天井から糸の玉や流木、作品が吊るされており、部屋の中を通る風に時々揺れてました。

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ここから見える庭に景色は最高です。この景色は最後の週の展示会にはかなり色づいていきます。

この次の展示会は昨年に続き、「和ぎれのキルト展」11月3日(金)~5日(日)を開催しました。昨年は4日間に2,000人近い来場があった人気の展示会です。

昨年も来られた方も多く、続けることの大切さを感じました。

そして、今回3日間で2,300人の方に来場いただき、慶沢園過去最高記録を達成しました!

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この作品はパンフレットの表紙にもなった作品です。着物や和の布を使った美しい作品です。

同じ広間に展示された作品

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奥の茶室がまたいい雰囲気でした。

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昨年同様に庭にも展示しました。

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秋の風に揺られて気持ち良さそうでした^_^

本当にたくさんのご来場ありがとうございました。そして、スタッフの皆さん、ご苦労様でした。

後半の2つの展示会の報告は後日に。

初代桂文枝の墓が2つある!

アートとは関係ない?と言われるかもしれませんが、ちょっと興味があったのでアップしますね。

大阪の天王寺区下寺町を歩いていて見つけた「初代桂文枝」の墓。

えー、こんなところにあの文枝さんの墓があるんやーとびっくり!

場所は円成院という時宗のお寺です。それがこのお墓

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横には戒名もあり、さらに反対側には妻と伜と娘の名がありました。

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しかし、ウィキペディアで調べると墓所はここではなく、全慶院というお寺。

ウィキペディアによると、・・・<初代 桂文枝1819年 - 1874年4月2日)は、本名同じ。明治維新戸籍ができた際に、本名も桂文枝とした。通称(あだ名)は「藤兵衛」。弟は桂文福といい、後に兄の通称(あだ名)の初代桂藤兵衛を名乗ったと伝わっている。近年、大阪市天王寺区の全慶院から墓碑が発見され、子孫の過去帳からも新たに出身や背景が確認された。>・・・

ちょっと興味が出てきたので全慶院へも行って来ました。

ありましたよ。初代桂文枝の墓が。

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しかし、何故2つあるの?

ウィキペディアにはこんな文章も・・・<法名:桂壽院善譽諦心文枝居士(けいじゅいんぜんよたいしんぶんしこじ)。墓所は全慶院。享年56。1880年の7回忌には、弟子らによって天王寺圓成院(別名遊行寺)にて記念法要が行われ、同所に上記の天王寺区全慶院のものとは別の墓も建てられている。その際、妻のサトは初代文三に2代目文枝の襲名を薦めたという。なお、サトは同年6月22日に没している。>・・・

そうです。妻のサトさんが文枝7回忌の時、円成院に墓を建てたとあります。

なんで?

ここでもう一つ興味深いのがウィキペディアに書いてある3代目桂文枝に関する文章・・・<大阪上本町の城代用達「橋本屋」の子として生まれるが、幼くして父と死別(一説には初代文枝の隠し子とも言われる)。近所に初代文枝が住んでおり、可愛がられたため、1869年頃に6歳(9歳とも)で入門。小文を名乗り、法善寺泉熊席で初高座。1874年、初代文枝が没し、兄弟子の2代目文枝門下に移る。1880年初代桂小文枝を名乗り、旅興行へ出る。1886年に帰阪。1904年、2代目文枝が桂文左衛門を襲名、それをきっかけに3代目文枝を襲名。襲名に関しては、初代の遺言で襲名する事になったともいう。>・・・

上記の文章をまとめると

1880年4月2日に初代桂文枝の7回忌があった。

・その時に妻は初代文三に2代目文枝の襲名を薦めた。

妻は同年6月22日に亡くなっている。

・3代目桂文枝は初代桂文枝の隠し子とも言われている。

・7回忌のあった1880年に初代桂小文枝を名乗り、旅興行へ出る

初代桂小文枝は1904年初代桂文枝の遺言で3代目桂文枝になる。

なんとなく想像できるのは妻の確執みたいなことではないでしょうか?

もう一つウィキペディアには書いてませんが、初代桂小文枝は旅興行から

1886年に大阪へ帰ってきます。この年に初代桂文枝の伜(清三郎)も亡くなっています。単なる偶然なのか?

昔のことなんでわかりませんが。

興味を持たれた方は一度お墓を見に行ってみてください。

 

テキスタイル6人展「アートを纏う」行って来ました!

しばらく書いていなかったブログを続けてアップします。

近鉄奈良駅の北、聖武天皇陵近く「K3 Factory&Gallery」で10月21日~11月5日まで開催された「アートを纏う」に行って来ました。

近鉄奈良駅の北は奈良女子大学より上は行ったことがなかったので、興味津々キョロキョロしながら歩くこと約20分。

橋と川を渡りました。

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奥の森が聖武天皇陵です。

そして、古い土壁の前に

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あるのが「K3 Factory&Gallery」さんです。古い町家という感じです。

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中はとても素敵な空間でした!そして、あちらこちらにアート作品がありました。

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今回は6人のアーティストの作品が展示されています。

さらにアーティストデザインのストールも展示販売されていました。

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軽くて柔らかな素材と透け感がきれいなストールですね~。

今後もネット販売されるとか。

楽しみですね。

 

和ぎれのキルト展開催しました!

11月3日(金)~5日(日)大阪天王寺公園の美術館裏慶沢園茶室「長生庵」にて、

「和ぎれのキルト展」を開催しました。

アートで元気企画イベントとしては先週の「LOOP光と影」に続いて、今秋第2弾となります。「LOOP光と影」は台風の影響もあり、来場数は少し寂しかったですが、キルト展は天候に恵まれ、多数の方にご来場いただけました。

まずは長生庵にというか、慶沢園も含めた解説です。

動物園を除くこの一帯はあの住友(財閥の)さんの家でした。美術館の辺りが家で、その庭が「慶沢園」です。そして、その慶沢園の中にある茶室が「長生庵」です。この辺りは戦災にあってますので、ものすごく古いものではありませんが、とても趣のある茶室です。

アートで元気では普段は公開されていないこの茶室を使ったイベントを10月27日(金)~11月19日(日)までの毎週末に行います。普段見れない茶室を見られるチャンスでもあります。

さて、前置きはこの程度で今回のキルト展をご紹介。

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古い着物や帯を使ったキルトの作品で、今回のパンフレットの表紙の作品です。写真ではわかりにくいですが、とても細かな手仕事です。

制作者は今回出品していただいたマザー・エムキルターズの主宰「嶋道子」先生です。

この茶室は結構複雑な間取りとなっていますので、作品展示は大変です。

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広間に飾られた大きな作品です。このサイズはベッドカバーのサイズですね。

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小物は棚とかに展示されていました。

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作品の下にある重箱は能登地方のものです。とても立派!

さて、昨年も好評だった庭の展示は

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緑と見事に調和しています。室内とは違った味わいがあり、とても素敵です!

後は小さな茶室の画像も

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赤できれいな作品です。左にあるのはにじり口です。

ということで、なんと3日間で1,700人の方にご来場いただきました。

昨年は4日間で2,000人だったので更なる大成功!だったと思います。

ご来場ありがとうございました!

ファブリック&アートマルシェのご報告です!

アートで元気初の展示会「ファブリック&アートマルシェ」が先週開催され、無事終了いたしました。

この展示会は主に関西の繊維業者と作家が東京南青山「ふくい南青山291」にて9月20日(水)~22日(金)に開催した展示会です。

さて、どんな展示会になったのでしょうか?

まずは搬入。当初、20日10時よりの搬入を予定していましたが、前日17時からなら会場を借りられることになり、19日17時より搬入をしました。

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15社の出展社のうち、7割程度が19日の搬入となり、皆さん、黙々と作業をされていました。閉館の20時にはおおかた終わって、この日は終了。

そして、本番20日当日を迎えます。

ふくい南青山291の1階入り口前には大きな看板も立てました。

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会場は2階なので、階段にも設置!

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当日搬入の出展社もあったので、オープンは13時となっていますが、

 朝から賑わったのが、CHICO&CHICO GLUE DECOさんです。特殊な粘土にスワロスキーのビーズが付けていくアクセサリー作りが人気。

宣伝も行き届いていたようで、あっという間に講習テーブルはいっぱい!

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この状態は丸一日続きました!

その他のブースは午後からちらほらとお客様が来られました。

会場のふくい南青山291は表参道駅から近いのですが、やや奥まったところにあり、

展示会を知っている人しか入ってこないところで、関西の出展社にとって、

東京での展示会の告知の難しさを感じました。 

しかし、2日目からは皆さんの広報活動の効果が現れ、徐々にお客様が増えて来ました。

会場には

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京都の布小物屋さんがあったり、

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レディースのアパレル屋さんがあったり、

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京丹後のちりめん屋があったり、

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大阪のレース屋さんがあったり、

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名古屋の手織り屋さんと鳴海絞り屋さん

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播州織りの織り元さん

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再生ペットのフェルトグッズ屋さん

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杉と桧の繊維で出来た糸を使った手編みニットのお店

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アンティークジュエリーを販売するお店

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かわいいイラストが入ったグッズを販売されるお店

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宝石のようなキャンドルを販売&キャンドル作りが体験できるお店

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高品質な帽子をお手頃な価格で販売される帽子屋さん

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そしてお馴染み、船場盛進堂で生地を販売している松尾捺染さん

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最後は今回、オリジナルガーゼハンカチとフェイスタオル、アーティスト商品を持ち込んだアートで元気です。

3日間で300名以上が来場いただき、ありがとうございました!

 

 

 

ただ酔う花展始まりました!

イラストレーターの田中美咲さんと陶芸家の北野きよさんの「ただ酔う花 女と酒」絵画×酒器展が始まりました!

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イラストレーターの田中さんの作品は人物画です。透明感があり、個性的なイラストで見ていると何か話しかけてきそうな感じがします。

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作品の販売もされていますが、とてもお手頃な価格にびっくり!

ちなみに下の2枚は各4,800円です。印刷ではありませんよ!原画です!

なかなか作家さんのものをこの価格では手に入れることは出来ません。

一度見に来てください。

次に北野きよさんの作品は「おちょこ」です。そうお酒を飲む時の盃です。

いろんな形や色のおちょこがいっぱい!

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この他にもまだまだあるのですが、その中の2~3ちょこをご紹介します。

まずはおちょこの中に注目です。このおちょこの中には金魚がいます。

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この他のおちょこの中も是非のぞいてみてください。

何がいるかな?

それと今回、初披露のおちょこケース。

マイおちょこを持ち歩くためのケース。

お酒を飲む時にマイおちょこを出すなんてかっこいいですね!

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きよさんの手の置物も絶品ですよ~

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最後に今回の二人のコラボ作品をご紹介します。

きよさんの作品をイメージしたイラストを美咲さんが描くというコラボ作品です。

この作品は地下の防空壕ギャラリーに展示しています。

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よく見るとわかるコラボ。ゆっくり、じっくりと見て納得してください。

作品展は9月30日(土)17時までです。

ギャラリーの営業時間は11時~17時です。

北野きよさんは28日(木)、30日(土)に、

田中美咲さんは30日(土)に在廊です。

魅力的なお二人に是非、会いに来てください。