アートで元気になるプロジェクトニュース

アートで元気になるプロジェクトのニュースと活動記録です。

中国の文博会に行って来ました!②

さて、1の続きです。会場は全部で9個。ガイドのパンフレットを見るとこんな感じ。

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パンフレット

2号館は1号館の続きではあるが、台湾が出展している。

3~5号館はどれがどれだったか、はっきりしないが、アニメ、出版などのブースは並ぶ。アニメは日本の影響が大きいと思われるようなものが目立った。コスプレの方々も出会った。VRのゲームもいくつか出ていて、盛況であった。

6号館はアート系。水彩画や油絵が並んでいる。深圳には油絵村という場所があり、多くの方が絵を描いている場所があるらしいが、今回は行っていない。

ゴッホの絵の写真や本が目立ったので、こちらで流行しているのかもしれない。

7~8号館は一路一帯の館で、世界の関係国の物産展になっていた。とても国際色豊かで、見ていて面白い。

9号館は工芸関係で、石や茶、木、香木関係があった。中国では風水を大切にしているため、木を身に付けたり、石を飾ったりするようで、細かい細工を施したものが多数並んでいた。

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石の彫刻

竹を細く裂いて、織ったもので出来た像。

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竹の繊維の像

袖部分を見ると織物であることがわかる。

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竹の繊維の織物

すごいとしかいいようがない。

中国では自然のものを使った高い技術の工芸が多く、農耕民族が主流ではないかと思った。豊作や家族の安全、健康を願い、風水も発達したようで思える。

最後に線香を作っていた女性の素晴らしい技を紹介したいが、動画を取り忘れたので、静止画で申し訳ない。

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線香の作り方

左にある粘土のようなものが線香を練ったもので、それを板で引き出しながら、細く丸めていく。決まった長さになったら切れる。これが結構な早さで繰り返される。職人芸以外なんでもない。見ていて飽きない。

あちらこちらでやっていたデモはどれも面白く、一見の価値があるものばかり。

これがすべて見られるこの展示会は素晴らしいと思った。

また、来年も機会あれば行ってみたい。