アートで元気になるプロジェクトニュース

アートで元気になるプロジェクトのニュースと活動記録です。

瀬戸内芸術祭に行ってきました!②

さて、2日目は小豆島へ。当日の予定が少し変わり、朝9時10分高松港発に乗って45分に土庄港に到着。高速艇は速い!ガイドブックを見ていて、バス利用の歩きにはそんなに回れないと思っていたので、レンタカー屋へ行き、予約はないけど1台貸して、いうともう一杯で車はないという返事。え~と思って、次へ行ったら、ここもダメ。もうダメか、バスで回るか、と思いましたが、最後にちょっと離れたところに電話したら、ボックスタイプなら1台あると返事。すぐに予約して歩いて行きました。

最初は近場から、「迷路のまち」白く塗り固められた家の中が迷路のようになっている。丸みのある空間がいい感じ。ところどころ家の建具が残っていて、何とも言えない空間を作っている。

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迷路のまち

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迷路のまち

それから車でしばらく走って、肥土山、中山地区へ。ここにあったもので感動したのが、まずはアート作品ではないけれど肥土山農村歌舞伎舞台。道路を少し下ったところにある一見古い古民家だけど、神社にあり、舞台の向かいは緩やかな傾斜になっており、観客席になっている。背景には田と山、爽やかな風が通り抜ける。しばらく観客席に座って、風を感じていた。歌舞伎当日の賑わいが目に浮かぶ。楽しいだろうな~。

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肥土山歌舞伎舞台

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肥土山歌舞伎舞台

これはアート作品として登録されていないが、歴史、芸能を感じる素晴らしい作品だと思った。

この次に向かったのが、「小豆島の恋」どうしてこのテーマなのかはわからないが、竹で作られた建物の中に入れば、爽快な気持ちになる。とても気持ちいい。この日は晴天で外が暑かったこともあるが、中は涼しく、風が吹き抜ける。竹の上に寝転んでいる人も多い。いつまでもいたくなるところだった。

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小豆島の恋

この外観からは想像できないほど、中は快適。

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小豆島の恋

次は三都半島の先の方へ行った。かなり遠かったので車で良かった。ここは作品が結構集まっていて、中身の濃いところだった。最初に入ったのは「Utopia dungeon」ここは入り口で説明を聞かないとよくわからないところ。木の棒があちらこちらにあり、その先にまた木が立っている。なんとこの木は実際に島にある木を調べて、その場所にその高さに比例して作られており、先に立っている木はその木の形を彫ったものだそうだ。そう言われれば、場所もバラバラ、高さもバラバラ、先の木の形もバラバラ。しかし、よく作ったものだ。アーティストってすごいと思った。

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Utopia dungeon

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Utopia dungeon

この家には玄関を入ったところに大きな穴があり、これは何?と聞いたら、なんとサツマイモを貯蔵する穴だそうだ。昔、この辺りの家にはどこでもあったらしい。でも今はサツマイモは作っていないそうで、使われなくなった。

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サツマイモの貯蔵穴

ちょっと長くなってきたので続きは次回にします。