中国の文博会に行って来ました!①
2019年5月16日(木)~20日(月)まで中国深圳の展示会場で開催された第15回文博会に行って来ました。文博会は中国の文化の展示会で、伝統的な文化や新しい文化などが展示、販売されています。会場は深圳の市街地近くで東京のビッグサイトぐらいの大きさだと思います。建物は全部で1~9号館までありました。
まずは1号館。ここが一番のメインの館で、全国の地域からそれぞれの文化を展示しており、その民族性が見られる。中国は東西南北に広いので、その違いが興味深い。
最新の技術でLEDパネルを使った映像がどこも素晴らしく、なんといってもデカい。立体的に映像を流すブースも多く、その場にいるような臨場感がある。
この映像はとても効果的で、わかりやすい。これだけ大きなものがあるのかというぐらいデカい。費用もかなり安くなってきているのではないか?と思われるので、今後、日本の展示会でも登場してくるものと思われる。
ガラスをスクリーンにして映像も面白い。ショーウィンドウなども楽しくなると思う。
それぞれのブースの民族衣装も楽しい。
鮮やかな色と刺しゅうが目立つ。今回の展示会で見てみたかったものの一つが「刺しゅう」である。日本刺しゅうでも、ヨーロッパ刺しゅうでもない、中国独特の刺しゅうを見てみたかった。その刺しゅうの色使い、細かさ、技法などとても刺激的で新鮮だった。一部ではあるが紹介したい。
本当にすごい!
刺しゅうと言えば、昔スワトー刺しゅうや両面刺しの刺しゅうが有名で、中国の特定の地域の文化だと思っていたが、どこのブースにもあり、刺しゅうは中国全地域にあるといっても過言ではないような気がする。そして、少しずつではあるが、地域性もある。
ただ高い技術はどこも一緒で、簡単なワンポイント刺しゅうのようなものは見かけない。こうした刺しゅうの技術をうまく日本に伝えられないかと考えている。
中国の文博会に行って来ました!②へ続く。