アートで元気になるプロジェクトニュース

アートで元気になるプロジェクトのニュースと活動記録です。

レース作品コンテストの支援やってます!

名古屋の小林株式会社さんが会社設立70年を迎えるにあたり、レース作品コンテストを開催されます。

今回、アートで元気でチラシ、売り場展示、動画制作などをお手伝いさせていただきました。

名古屋中心部、白川公園近くにある小林株式会社は服飾レースから始まった服飾材料専門会社です。お店のショールームにはいろんなレースがいっぱいあります。

といっても私はレースについて、あまり知識がなく、レースには種類はないかと思ってました。しかし、レースは奥深い。

大きく分けて、

1.エンブロイダリーレース

2.ラッセルレース

3.リバーレース

4.トーションレース

があります。

日頃、見るのはエンブロイダリーレースやラッセルレース。

エンブロイダリーレースは文字通り生地に刺しゅうをするレースです。お湯で洗うと溶ける生地に刺しゅうし、後で生地部分を溶解して糸だけを残すケミカルレースもこのエンブロイダリーレースの一種です。

ラッセルレースは経編み機(たてあみき)を使ったレースで、いわゆる編み組織。

リバーレースはボビンレースのような撚りレース。

トーションレースは組むレースということだそうです。

この中で一番高級なのがリバーレース。m単位で数千円はします。

この中でエンブロイダリーレース機を見学に行き、映像にしました。

場所は愛知県の大府です。この辺りでは最後のレース工場だそうです。

その時の動画がこれです。

youtu.be

とても大きな機械です。糸が細いので切れて時々停止します。そのたびで係員さんが走っていって、繋ぎ直します。それでも傷になった部分は後でミシンで職人さんが修正します。全くわからない程まで修正出来るのは熟練した職人芸だそうです。

また、図案データはイラストを入力したら簡単に出来るのかと思ってましたが、なんとペンを使って手作業で入力していくそうです。簡単にちょっと作って欲しいとはいきませんね。

こうしたレースについての詳しいお話をまとめたコーナーを小林株式会社の2階に設置しました。

f:id:artdegenki:20180626141408j:plain

文字はハリパネを切ったものです。その下にはレースの魅力や歴史が書いてあります。

f:id:artdegenki:20180626141427j:plain

レースの種類別に説明しており、現物サンプルも添付しています。

f:id:artdegenki:20180626141448j:plain

この角度で見ると切り文字が少し立体的になっているのがわかります。

さて、肝心のレース作品コンテストのご案内です。

f:id:artdegenki:20180626140710j:plain

手編み以外のレースを使った作品なら分野は問わず、応募出来ます。

賞品も多数あり、協賛企業さんもたくさん参加いただけました。

是非、ご応募をお待ちしています。