アートで元気になるプロジェクトニュース

アートで元気になるプロジェクトのニュースと活動記録です。

初代桂文枝の墓が2つある!

アートとは関係ない?と言われるかもしれませんが、ちょっと興味があったのでアップしますね。

大阪の天王寺区下寺町を歩いていて見つけた「初代桂文枝」の墓。

えー、こんなところにあの文枝さんの墓があるんやーとびっくり!

場所は円成院という時宗のお寺です。それがこのお墓

f:id:artdegenki:20171107123613j:plain

横には戒名もあり、さらに反対側には妻と伜と娘の名がありました。

f:id:artdegenki:20171107123800j:plain

しかし、ウィキペディアで調べると墓所はここではなく、全慶院というお寺。

ウィキペディアによると、・・・<初代 桂文枝1819年 - 1874年4月2日)は、本名同じ。明治維新戸籍ができた際に、本名も桂文枝とした。通称(あだ名)は「藤兵衛」。弟は桂文福といい、後に兄の通称(あだ名)の初代桂藤兵衛を名乗ったと伝わっている。近年、大阪市天王寺区の全慶院から墓碑が発見され、子孫の過去帳からも新たに出身や背景が確認された。>・・・

ちょっと興味が出てきたので全慶院へも行って来ました。

ありましたよ。初代桂文枝の墓が。

f:id:artdegenki:20171107124300j:plain

しかし、何故2つあるの?

ウィキペディアにはこんな文章も・・・<法名:桂壽院善譽諦心文枝居士(けいじゅいんぜんよたいしんぶんしこじ)。墓所は全慶院。享年56。1880年の7回忌には、弟子らによって天王寺圓成院(別名遊行寺)にて記念法要が行われ、同所に上記の天王寺区全慶院のものとは別の墓も建てられている。その際、妻のサトは初代文三に2代目文枝の襲名を薦めたという。なお、サトは同年6月22日に没している。>・・・

そうです。妻のサトさんが文枝7回忌の時、円成院に墓を建てたとあります。

なんで?

ここでもう一つ興味深いのがウィキペディアに書いてある3代目桂文枝に関する文章・・・<大阪上本町の城代用達「橋本屋」の子として生まれるが、幼くして父と死別(一説には初代文枝の隠し子とも言われる)。近所に初代文枝が住んでおり、可愛がられたため、1869年頃に6歳(9歳とも)で入門。小文を名乗り、法善寺泉熊席で初高座。1874年、初代文枝が没し、兄弟子の2代目文枝門下に移る。1880年初代桂小文枝を名乗り、旅興行へ出る。1886年に帰阪。1904年、2代目文枝が桂文左衛門を襲名、それをきっかけに3代目文枝を襲名。襲名に関しては、初代の遺言で襲名する事になったともいう。>・・・

上記の文章をまとめると

1880年4月2日に初代桂文枝の7回忌があった。

・その時に妻は初代文三に2代目文枝の襲名を薦めた。

妻は同年6月22日に亡くなっている。

・3代目桂文枝は初代桂文枝の隠し子とも言われている。

・7回忌のあった1880年に初代桂小文枝を名乗り、旅興行へ出る

初代桂小文枝は1904年初代桂文枝の遺言で3代目桂文枝になる。

なんとなく想像できるのは妻の確執みたいなことではないでしょうか?

もう一つウィキペディアには書いてませんが、初代桂小文枝は旅興行から

1886年に大阪へ帰ってきます。この年に初代桂文枝の伜(清三郎)も亡くなっています。単なる偶然なのか?

昔のことなんでわかりませんが。

興味を持たれた方は一度お墓を見に行ってみてください。

 

テキスタイル6人展「アートを纏う」行って来ました!

しばらく書いていなかったブログを続けてアップします。

近鉄奈良駅の北、聖武天皇陵近く「K3 Factory&Gallery」で10月21日~11月5日まで開催された「アートを纏う」に行って来ました。

近鉄奈良駅の北は奈良女子大学より上は行ったことがなかったので、興味津々キョロキョロしながら歩くこと約20分。

橋と川を渡りました。

f:id:artdegenki:20171107121128j:plain

f:id:artdegenki:20171107121151j:plain

奥の森が聖武天皇陵です。

そして、古い土壁の前に

f:id:artdegenki:20171107121246j:plain

あるのが「K3 Factory&Gallery」さんです。古い町家という感じです。

f:id:artdegenki:20171107121458j:plain

中はとても素敵な空間でした!そして、あちらこちらにアート作品がありました。

f:id:artdegenki:20171107121637j:plain

f:id:artdegenki:20171107121649j:plain

f:id:artdegenki:20171107121657j:plain

今回は6人のアーティストの作品が展示されています。

さらにアーティストデザインのストールも展示販売されていました。

f:id:artdegenki:20171107121925j:plain

f:id:artdegenki:20171107121942j:plain

軽くて柔らかな素材と透け感がきれいなストールですね~。

今後もネット販売されるとか。

楽しみですね。

 

和ぎれのキルト展開催しました!

11月3日(金)~5日(日)大阪天王寺公園の美術館裏慶沢園茶室「長生庵」にて、

「和ぎれのキルト展」を開催しました。

アートで元気企画イベントとしては先週の「LOOP光と影」に続いて、今秋第2弾となります。「LOOP光と影」は台風の影響もあり、来場数は少し寂しかったですが、キルト展は天候に恵まれ、多数の方にご来場いただけました。

まずは長生庵にというか、慶沢園も含めた解説です。

動物園を除くこの一帯はあの住友(財閥の)さんの家でした。美術館の辺りが家で、その庭が「慶沢園」です。そして、その慶沢園の中にある茶室が「長生庵」です。この辺りは戦災にあってますので、ものすごく古いものではありませんが、とても趣のある茶室です。

アートで元気では普段は公開されていないこの茶室を使ったイベントを10月27日(金)~11月19日(日)までの毎週末に行います。普段見れない茶室を見られるチャンスでもあります。

さて、前置きはこの程度で今回のキルト展をご紹介。

f:id:artdegenki:20171107103720j:plain

古い着物や帯を使ったキルトの作品で、今回のパンフレットの表紙の作品です。写真ではわかりにくいですが、とても細かな手仕事です。

制作者は今回出品していただいたマザー・エムキルターズの主宰「嶋道子」先生です。

この茶室は結構複雑な間取りとなっていますので、作品展示は大変です。

f:id:artdegenki:20171107104145j:plain

f:id:artdegenki:20171107104221j:plain

広間に飾られた大きな作品です。このサイズはベッドカバーのサイズですね。

f:id:artdegenki:20171107104423j:plain

小物は棚とかに展示されていました。

f:id:artdegenki:20171107104523j:plain

作品の下にある重箱は能登地方のものです。とても立派!

さて、昨年も好評だった庭の展示は

f:id:artdegenki:20171107104920j:plain

f:id:artdegenki:20171107105019j:plain

f:id:artdegenki:20171107105044j:plain

f:id:artdegenki:20171107105112j:plain

f:id:artdegenki:20171107105143j:plain

緑と見事に調和しています。室内とは違った味わいがあり、とても素敵です!

後は小さな茶室の画像も

f:id:artdegenki:20171107105406j:plain

赤できれいな作品です。左にあるのはにじり口です。

ということで、なんと3日間で1,700人の方にご来場いただきました。

昨年は4日間で2,000人だったので更なる大成功!だったと思います。

ご来場ありがとうございました!

ファブリック&アートマルシェのご報告です!

アートで元気初の展示会「ファブリック&アートマルシェ」が先週開催され、無事終了いたしました。

この展示会は主に関西の繊維業者と作家が東京南青山「ふくい南青山291」にて9月20日(水)~22日(金)に開催した展示会です。

さて、どんな展示会になったのでしょうか?

まずは搬入。当初、20日10時よりの搬入を予定していましたが、前日17時からなら会場を借りられることになり、19日17時より搬入をしました。

f:id:artdegenki:20170928154303j:plain

15社の出展社のうち、7割程度が19日の搬入となり、皆さん、黙々と作業をされていました。閉館の20時にはおおかた終わって、この日は終了。

そして、本番20日当日を迎えます。

ふくい南青山291の1階入り口前には大きな看板も立てました。

f:id:artdegenki:20170928154718j:plain

会場は2階なので、階段にも設置!

f:id:artdegenki:20170928154816j:plain

当日搬入の出展社もあったので、オープンは13時となっていますが、

 朝から賑わったのが、CHICO&CHICO GLUE DECOさんです。特殊な粘土にスワロスキーのビーズが付けていくアクセサリー作りが人気。

宣伝も行き届いていたようで、あっという間に講習テーブルはいっぱい!

f:id:artdegenki:20170929104516j:plain

この状態は丸一日続きました!

その他のブースは午後からちらほらとお客様が来られました。

会場のふくい南青山291は表参道駅から近いのですが、やや奥まったところにあり、

展示会を知っている人しか入ってこないところで、関西の出展社にとって、

東京での展示会の告知の難しさを感じました。 

しかし、2日目からは皆さんの広報活動の効果が現れ、徐々にお客様が増えて来ました。

会場には

f:id:artdegenki:20170929153601j:plain

京都の布小物屋さんがあったり、

f:id:artdegenki:20170929153750j:plain

レディースのアパレル屋さんがあったり、

f:id:artdegenki:20170929153918j:plain

京丹後のちりめん屋があったり、

f:id:artdegenki:20170929153948j:plain

大阪のレース屋さんがあったり、

f:id:artdegenki:20170929154144j:plain

f:id:artdegenki:20170929154319j:plain

名古屋の手織り屋さんと鳴海絞り屋さん

f:id:artdegenki:20170929154422j:plain

播州織りの織り元さん

f:id:artdegenki:20170929154532j:plain

再生ペットのフェルトグッズ屋さん

f:id:artdegenki:20170929154736j:plain

杉と桧の繊維で出来た糸を使った手編みニットのお店

f:id:artdegenki:20170929154902j:plain

アンティークジュエリーを販売するお店

f:id:artdegenki:20170929155034j:plain

かわいいイラストが入ったグッズを販売されるお店

f:id:artdegenki:20170929155236j:plain

宝石のようなキャンドルを販売&キャンドル作りが体験できるお店

f:id:artdegenki:20170929155510j:plain

高品質な帽子をお手頃な価格で販売される帽子屋さん

f:id:artdegenki:20170929155918j:plain

そしてお馴染み、船場盛進堂で生地を販売している松尾捺染さん

f:id:artdegenki:20170929160206j:plain

最後は今回、オリジナルガーゼハンカチとフェイスタオル、アーティスト商品を持ち込んだアートで元気です。

3日間で300名以上が来場いただき、ありがとうございました!

 

 

 

ただ酔う花展始まりました!

イラストレーターの田中美咲さんと陶芸家の北野きよさんの「ただ酔う花 女と酒」絵画×酒器展が始まりました!

f:id:artdegenki:20170926154957j:plain

イラストレーターの田中さんの作品は人物画です。透明感があり、個性的なイラストで見ていると何か話しかけてきそうな感じがします。

f:id:artdegenki:20170926154544j:plain

作品の販売もされていますが、とてもお手頃な価格にびっくり!

ちなみに下の2枚は各4,800円です。印刷ではありませんよ!原画です!

なかなか作家さんのものをこの価格では手に入れることは出来ません。

一度見に来てください。

次に北野きよさんの作品は「おちょこ」です。そうお酒を飲む時の盃です。

いろんな形や色のおちょこがいっぱい!

f:id:artdegenki:20170926155459j:plain

f:id:artdegenki:20170926155542j:plain

この他にもまだまだあるのですが、その中の2~3ちょこをご紹介します。

まずはおちょこの中に注目です。このおちょこの中には金魚がいます。

f:id:artdegenki:20170926155920j:plain

この他のおちょこの中も是非のぞいてみてください。

何がいるかな?

それと今回、初披露のおちょこケース。

マイおちょこを持ち歩くためのケース。

お酒を飲む時にマイおちょこを出すなんてかっこいいですね!

f:id:artdegenki:20170926174341j:plain

きよさんの手の置物も絶品ですよ~

f:id:artdegenki:20170926175209j:plain

最後に今回の二人のコラボ作品をご紹介します。

きよさんの作品をイメージしたイラストを美咲さんが描くというコラボ作品です。

この作品は地下の防空壕ギャラリーに展示しています。

f:id:artdegenki:20170926174605j:plain

f:id:artdegenki:20170926174639j:plain

よく見るとわかるコラボ。ゆっくり、じっくりと見て納得してください。

作品展は9月30日(土)17時までです。

ギャラリーの営業時間は11時~17時です。

北野きよさんは28日(木)、30日(土)に、

田中美咲さんは30日(土)に在廊です。

魅力的なお二人に是非、会いに来てください。

 

阿波木偶箱廻しを見てきました!

阿波木偶の「三番叟まわし」は徳島県をはじめ香川県愛媛県の正月儀礼として藩政期から長く定着してきた門付の祝福芸で、二つの箱を天秤棒で担ぎ、得意先の家々を回ります。前の箱の中には千歳、翁、三番叟とエビスの木偶を入れ、後ろの箱の中には神札や御幣の他、祝儀の金と米や餅などが入れられていて、元旦から春先まで稼働しました。

f:id:artdegenki:20170907180907j:plain

右の箱には木偶が、きれいに折り重なるように入っています。

f:id:artdegenki:20170907180927j:plain

一人が鼓をリズムよく叩き、それに合わせて操ります。

f:id:artdegenki:20170907180930j:plain

この三番叟まわしには祈りやきよめの力を感じます。

ものすごくパワーを感じるもので、思わず手を合わせてしまう。

昔の人々は毎年、礼を尽くして招いたというのがよくわかります。

もう一つは「箱廻し」です。

これはおなじみのお話を路傍や庭先で演じた大道芸です。

全国各地に出向き稼いだそうです。

f:id:artdegenki:20170907182346j:plain

箱に竹を付けて、その竹に先に人形がさしてあります。

その人形を取り、前で演じます。

画像は武智光秀のお話だそうです。

f:id:artdegenki:20170907182400j:plain

f:id:artdegenki:20170907182403j:plain

後ろにいるのはおなじみの「傾城阿波鳴門」の人形です。

私もあちらこちらで何回も見ましたが、見るたびに涙が出てきます。

 

今回は伝統芸能のアートの部分を見たとともに、

祈りやきよめなどの力の部分もものすごく良くわかりました。

アートにはいろんな力があるんですね。

f:id:artdegenki:20170907183330j:plain

最後に人形のアートにも驚きました。

何かを語りかけて来そうだと思いませんか?

f:id:artdegenki:20170907183452j:plain

f:id:artdegenki:20170907183454j:plain

 

 

 

名古屋に行って来ました!

久しぶりに名古屋へ行って来ました。

午前中に用事を済ませ、午後から名古屋市内のウロウロしました。

展示会などでは来たことがある名古屋ですが、ゆっくりウロウロしたことがなかったので、今回初めての散策。

古い建物好きなので、ネットで調べて二葉館というところへ行きましたf:id:artdegenki:20170901150329j:plain

外観はこんなところです。

ここは「オッペケペー節」で有名な川上音二郎の奥さん、川上貞奴が住んでいた屋敷だそうです。「オッペケペー節」はなんとなく聞いたことがあるような気がしたが、こんな曲です。

www.youtube.com

とてもリズミカルで耳に残る歌です。大流行したのがわかる気がします。

古き良き時代ですね~。

住んでいた川上貞奴さんもとてもきれいな方だったようです。

音二郎さんが亡くなって7年後、ここに引っ越しされてきたみたい。

この屋敷では電力王と呼ばれた福沢桃介さんと一緒に暮らしていたそうです。

福沢桃介さんは福沢諭吉の養子で、貞奴さんとは15歳からの古い知り合いだとか、

いろいろと複雑な人間模様がありそうですね。

でも、素晴らしい建物ですよ~。特にステンドグラスはきれいでした。

人の美への追求が感じられます。

f:id:artdegenki:20170901150218j:plain

電球もアート

f:id:artdegenki:20170901150340j:plain

近くの館でもステンドグラスがありました。

f:id:artdegenki:20170901150420j:plain

きれいですね~。

それから少し離れた場所にある「名古屋市市政資料館」というところへ行きました。

昔の裁判所跡のようです。京都の美術館みたいな重厚な建物。

入場無料なんで入ってみました。

f:id:artdegenki:20170901153613j:plain

でかいです。こんな抜けた空間が左右にあり、検事室やら裁判室やら、いろんな部屋があるのですが、あちらこちらにロケ場所の案内があるのにびっくり!

f:id:artdegenki:20170901153621j:plain

こんなに素晴らしい建物なのに、売り文句はロケ場所の案内!

もっと歴史を楽しむアイデアはなかったのか?

もっとアートを楽しむアイデアはなかったのか?

こんなにきれいなステンドグラスもあるんですよ~

f:id:artdegenki:20170901153636j:plain

なんか、ちょっと違うような気がしながら後にしました。

次は大須へ。1度行ったことがあるのですが、カオスさが好きで行ってきました。

f:id:artdegenki:20170901160128j:plain

やっぱりすごいわ~、大須。ベタな大阪人が見てもすごい!

多国籍やし、いろんなもの売ってるし、なんの統一感もない。

自由やね~

この招き猫、すごいわ~、道頓堀のドンキのえびっさんもびっくり!

上の鉄骨と周りの雰囲気、すごい違和感があるような気がする、

この突然さ!

f:id:artdegenki:20170901160138j:plain

名古屋の懐の深さを感じる一日でした。